予防歯科

予防歯科について

予防歯科とは

予防歯科とは、虫歯や歯周病になってからの治療ではなく、ならないように未然に防ぐために行う処置です。日本ではまだまだ馴染みの少ない予防歯科ですが、高齢になっても健康な歯を保っている人が多い国ではこのスタイルがすでに一般的になっています。当院では定期検診やPMTC（プロによるクリーニング）、TBI（ブラッシング指導）やフッ素塗布を行い、虫歯や歯周病予防を行ってまいります。

また、赤ちゃんがお腹の中にいる《マイナス1歳》から虫歯や歯周病を予防していくことが重要です。当院の子育て経験のある小児歯科医がお子様の虫歯や歯肉炎、歯並びの予防をお手伝いさせていただきます。

定期健診について

定期健診とは

定期検診では主に「虫歯の有無」「歯肉炎や歯周病の有無」「噛み合わせ」をチェックします。

定期的にチェックすることにより、問題点を早期発見し早期治療することができます。早期発見早期治療することにより、侵襲の少ない治療で済むことがあります。

定期健診で行うこと

「虫歯のチェック」「歯周病の検査」を行い、必要があればレントゲン写真を撮影し、より詳しく検査します。その後現在のお口の中の状況をご説明させていただき、治療が必要な箇所があれば同意の上治療を進めていきます。

定期健診を受診する頻度について

3、4ヶ月に1回の頻度で行うことをお勧めします。

歯のクリーニングについて

歯をクリーニングする

歯科医院で行うクリーニングとは、歯垢・歯石・着色などの汚れを専用の器具を用いて除去することです。

日頃の歯磨きで落としきれなかった歯垢歯やがて石灰化し歯石となります。歯石は歯磨きで落とすことは難しいため、歯科医院で歯石を除去する必要があります。歯石を除去することを「スケーリング」と言います。

歯のクリーニングの流れ

まず初めに歯周病の検査を行います。その後専用の器具（スケーラー）を用いて歯石の除去（スケーリング）を行います。その後専用のブラシにて清掃と研磨を行い、仕上げにトリートメント剤やフッ素を歯の表面に塗ります。

どれくらいの頻度でクリーニングを受けるのが良いか

3、4ヶ月に一度は歯科医院を受診し、定期検診で一緒に歯のクリーニングをしてもらうのが良いでしょう。

歯ブラシ、フロス、歯間ブラシの使い方

お口の中の状態（歯の大きさや本数、歯並び、虫歯になりやすさ、歯周病の有無）によって、患者様お一人お一人に合う歯ブラシが違います。担当の歯科医師や歯科衛生士と一緒に選ぶことをお勧めします。

歯石、バイオフィルムについて

歯茎の検査の概要

プローブという器具を使用して歯と歯肉の間にある「歯周ポケット」という隙間の深さを測ります。歯周ポケットは、歯周病のない健康な歯肉では1～2mm程度です。

3〜5mmになると軽度の歯周病、6mm以上の場合は重度の歯周病となります。

PMTCについて

PMTCとは

歯科医院で行う専門的なクリーニングのことです。歯科医師や歯科衛生士が行います。

P（プロフェッショナル）・・・歯科医師や歯科衛生士による
M（メカニカル）・・・機械的な
T（トゥース）・・・歯の
C（クリーニング）・・・清掃

保険診療のPMTCと自費診療のPMTCがあり、目的や内容が異なります。

保険診療のPTMC

保険診療とは、病気や怪我の治療が目的です。そのため保険診療の対象となるのは歯周病や歯肉炎の治療の一環として行われるものです。

治療内容

• 歯周病検査
• レントゲン撮影
• スケーリング（歯石除去）
• ポリッシング

自費診療のPTMC

自費のPMTCは予防や美容が目的です。着色の除去などの審美的改善を目的とするため、歯周病の検査やレントゲン撮影は行いません。

治療内容

• 歯石の除去
• 着色の除去